三協立山アルミ株式会社

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エクステリア講座 ■カーポート2


止めやすく、出しやすく
外観のイメージアップにも一役

●雪国では積雪地仕様

 カーポート選びのポイントとして、前回は耐積雪性能を取り上げました。最近の日本列島は、このところずっと暖冬続き。地球温暖化の影響らしいですね。世界的傾向だそうです。「昔のような大雪は、もうないのでは…」と思っていたら、今冬は一晩で1メートルを超える積雪を記録した地域もありました。まさに「災害は忘れた頃にやってくる」。ふだんからの備えの大切さを再認識させられました。積雪地域では雪対策を、台風の通り道に当たる地域では風対策を忘れてならないということです。


自在な駐車方法が可能になる
U.styleシリーズ・吊り下げタイプ
(フラット屋根)
●深夜の帰宅、雨の日、夏の日差し


側面パネルを取り付け、
横からの雨風をガードしています。
エクオーレ・エクオーレZ
 カーポートを設置するには、まず、十分な基本性能を備えていること。同時に、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

 例えばデザイン。間口6メートル、高さ2.5メートルの2台駐車用カーポートなら、ファサード空間のうち約15平方メートルを専有することになります。外観イメージに最も大きな影響を与える施設の一つだということです。

 そして、使いやすさ。駐車しやすく、通りへ出やすく、できれば玄関に近くにあるのが理想です。深夜の帰宅になっても安心だし、少々の雨なら傘を広げなくても乗り降りできます。

 まだまだあります。降り注ぐ紫外線をカットしてやれば、車体塗装の劣化を抑えられます。敷地を有効に活用したい、花や緑のスペースと融合させたい…なども、検討の余地がありそうです。

●タテかヨコか敷地との関係

 駐車方法は、敷地の形状や立地によって異なってきます。出入りする道路に対してタテ方向に駐車できても、前面道路の幅が4メートル以下だと幅寄せ駐車になります。交通量が多く、バックで駐車できない場合も、車庫入れ式は難しいでしょう。

 車庫入れ式に必要な最小スペース(1台用)は、幅が自動車の幅プラス1.3メートル。奥行きは全長プラス0.8メートル。運転に自信がなかったり前面道路が狭い場合は、幅・奥行きとも少し広めのほうが安心です。

 側面パネルを取り付けない場合、ドアと支柱の位置を考えておけば、これより幅が狭くても駐車可能です。

●幅寄せ式

 道路と平行に駐車する幅寄せ式は、道路が狭くても設置できます。ただし乗降にギリギリの幅(自動車の幅プラス1.3メートル)しかとれない場合は、自動車の全長の2倍以上の奥行き(敷地に対しては間口)が必要になります。




●出し入れの容易さなら片側支持タイプ

 1台用の場合、使いやすさで選ぶならだんぜん片側支持タイプです。クルマを出し入れする側に柱がないので、少しくらいなら停車位置がずれても斜めに止めても大丈夫。支柱を気にすることなく駐車できます。

前下がりの屋根が好評のエクレージシリーズ

●花や緑と駐車スペースを一体的に演出


U.styleシリーズ片側支持・アール屋根吊り下げタイプ
 片側に柱がないことによる開放感も、片側支持タイプの特徴です。ニューエクモアシリーズは、都会的なデザインとコストパフォーマンスの高さが魅力の吊り屋根式。U.styleシリーズは柱位置を移動させられるので、支柱を敷地の境界ギリギリに立てることも可能。敷地を広く使い、花や緑と駐車スペースを一体的に演出できる柔軟性の高さがポイントです。

●連結すれば2台駐車もOK

 難点は、積雪地や台風の通り道になっている地域に向かないこと。また、2台駐車する場合は、2基の開口部を向き合わせて建てる「合掌セット」、2基の支柱側を連結する「Y・T合掌セット」、奥行き方向に連結する「奥行連結セット」の連結方法があります。


●屋根パネルの素材は

●ポリカーボネート板
 外見はアクリル板とそっくりですが、耐衝撃強度はアクリル板の25倍。そのうえ車体塗装の色あせの原因になる紫外線を、ほとんどカットします。
●FRP板
 繊維と樹脂の複合材。半透明なので直射日光を柔らかな拡散光に換え、周囲の視線を遮ってくれます。耐衝撃強度と紫外線カット性能は、ポリカーボネートとほぼ同じ。
 そのうえ熱によるパネルの変形や伸びがなく、耐候性に優れ、経年変化がないのも大きな特徴です。また、裏面のエンボス模様により、パネルの汚れが目立ちにくいのも利点でしょう。
●アクリル板
 軽く、透明度が高く、価格的に安価な屋根パネル材です。
●ガラス
 建物の外観や敷地状況に合わせ、柱や梁、屋根を自在に組み合わせて多彩なエントランス空間を演出できる「U.styleシリーズ」は、屋根パネル素材に高級感あふれる「ガラス」もご用意しています。耐衝撃強度が優れた厚さ6.8ミリの網入り型板ガラスです。
●ガルバリウム鋼板
 積雪地仕様は、最大積雪量150センチに耐える強さが特徴です。そのために選ばれた屋根素材がガルバリウム鋼板(折板)。耐食性に優れ、サビに強く、長期間美しさを保ちます。裏面にポリエチレンフォームを張り付けた「ペフ付き」は、熱伝導率を下げることで寒冷地での結露を抑えます。