三協立山アルミ株式会社

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エクステリア講座 ■ゆらら&きりりシリーズ


コンセプトはセミクローズ外構

●すべて女性スタッフが担当

 抜けるような青空に、明るい色調の外壁、素焼きのスペイン瓦屋根、白い窓枠――最近、おしゃれな南欧風の住宅が増えていると思いませんか。開け放した窓に心地よい風がそよぎ、「ここに住んでいる人は、シンプルで開放的な暮らしを楽しんでいるだろうな…」なんてイメージを膨らましちゃいます。

 そして、そんな明るくモダンな住宅にぴったりのエクステリアが新発売されました。企画から商品化まで、すべて女性スタッフが担当したゆらら&きりりシリーズです。それぞれ門扉とフェンスがラインナップされています。

●セキュリティはがっちり

 二つのシリーズは、デザイン的にも構造的にも大きく異なります。でも、共通している部分があります。『セミクローズ外構』という開発コンセプトです。門扉やフェンスを設置するのは、プライバシーを確保するため。だけど、一切のアクセスを拒否するような冷たいイメージにはしたくない。「開かれているようでガードはしっかり」という考え方です。

 また、日本でも増えつつあるコートハウスは、イギリス生まれの坪庭住宅。敷地境界にぐるりと壁を巡らし、光と風とプライバシーを確保します。


●特徴は楕円のスリット模様「ゆらら」


“透けて見える”が、変化を演出します。
ゆらら1型門扉(商品色はピュアピンク)
 ゆららのデザインは、連続的に配置した楕円のスリット模様が特徴。これを鋳造で創っています。

 溶けたアルミを鋳型に流し込み、冷やし固めて成形するのがアルミ鋳物。複雑な形状の成形に適した技法ですが、ゆららの細かなスリットをきれいに仕上げるのは、技術的にかなりの難題でした。

 ゆららは、戸当たりと扉本体を一体化しています。扉が重なり合い、スリットの隙間から内扉が見えることで、エレガントな印象を醸せるはず、と考えました。こうした発想を技術的に検討しながら、具体的なカタチにまとめあげていったわけです。


ゆらら1型Fixフェンス

デザインが環境を演出します

 エクステリアの演出は、「どこまで見せるか」「どこまで隠すか」を、きちんと認識しておくのがポイント。一見すると同じことを言っているようですが、両者は微妙に(実は大きく)異なります。あらかじめ「自分はどうしたいか」、考えを整理しておきましょう。

●セミオープン
 住まいと街並みを一体化しながら、適度な境界を設けます。植栽も強力なツールです。うまく配置することで、住まいのプライバシーを確保しながら美しい街並みづくりに貢献できます。

ゆらら1型門扉
●セミクローズド
 透けて見える部分を設けますが、強く“境界”を意識させるデザインが特徴です。

ラミーネ2型
●クローズド
 のぞき込まれるのに抵抗があれば、のぞき込まれないデザインにする必要があります。でも、いかにも「拒否しています」のイメージは与えたくありません。

ニューエクモア5型

●シンプル&モダンに繊細な優しさを融合「きりり」

 きりりのデザインは、「凛」というキーワードが原点となっています。クールでクリアなイメージに女性ならではの優しさを融合させることで、シンプル&モダンなイメージを創りあげました。直線的な形材部やハンドル部に曲線をアレンジしたのも、繊細な雰囲気づくりに一役買っています。

基本的にはクローズドですが、拒否感を感じさせません。
きりり1型門扉(商品色はクールグリーン)

●アクリル製カラーパネル

 パネルの素材選びでもこだわっています。さまざまな素材を検討した結果、最終候補に残ったのがアクリル製カラーパネルでした。金属では得られない柔らかさに注目したのです。また、8ミリ厚の両面マット調パネルにしたのは、スレが目立ちにくく、小石が当たったくらいでは割れません。十分な強度も大切な基本性能なのです(設計担当者は「構造計算に苦労した」と言っていました)。

 ハンドル部では、すり鉢状になった鍵穴の周りに蓄光樹脂を採用しました(ゆららも標準仕様)。これなら帰宅が夜間になっても鍵穴を確認しやすく、鍵穴に差し込みやすいというわけ。鍵は防犯性に優れたディンプル鍵です。

●新しい発想のエクステリア

 きりりは、例えばコンクリートの打ちっ放し外壁にチョイスしたら、建物の表情を一変します。無機質で無骨なコンクリートが、温もりと安定感のある存在にイメージを変えるのです。まさに“可能性を秘めたエクステリア”だと思っています。

きりり1型Fixフェンス