| ■雨水タンク |
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雨水は天の恵み 地中へ返す前にもうひと働き
●殺菌消毒までしない「中水」 散水用なら雨水で十分 水には、3つの状態があります。上水、中水、下水です。上水は飲料になる殺菌消毒された水。この上水を使い終わった後の汚れた水が下水です。 でも、トイレで汚物を流したりガーデニングや洗車、融雪に使うなどの雑用水は、目で見える汚れがないくらいにろ過されていれば十分。殺菌消毒までは必要ありません。これが「中水」です。工業用水の“家庭版”といったところでしょうか。 かつて上水の利用が増えて水不足が心配された際に、一般家庭へ「中水道」の敷設が検討されました。でも、そのうちに上水の利用が頭打ちになり、公共事業抑制の動きもあって中水道計画は立ち消えになりました。 ●トイレ用を禁止している自治体もあります。 中水道計画は実現されませんでしたが、「雑用水にまで上水を使うのはもったいない」「雨水も中水と似たような水だよね。雑用水に使えそう」と考える人が増えたのは大きな収穫でした。 そうなんです。雨水をタンクに貯めて雑用水として使うことは、基本的にはOK。「基本的には」というのは、問題もあるということです。 ●使う量と範囲を考えて計画 最大の問題点は、きちんと計画的に降ってくれるわけではないこと。雨不足が続くと足りなくなるかもしれません。大きめのタンクを設置すればクリアできますが、設置費用が大きくなります。 また、トイレに使用しようとすると、トイレまでの配管やポンプなどの送水設備が必要になります。さらに大きな問題は、自治体によっては下水道への接続を禁止していることです。当然、トイレに使えません。そのあたりも確認しておく必要があります。雨水の利用は、「使う量と範囲」を考えたうえで計画を立てましょう。
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