三協立山アルミ株式会社

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エクステリア講座 ■雨水タンク


雨水は天の恵み
地中へ返す前にもうひと働き


 夏のガーデニングは、朝夕たっぷりの水やりがポイント。でも、「水道栓を全開にして10分とか20分とか」ですから、水道料金が心配…という人も多いのではないでしょうか。

 そこで注目されつつあるのが、雨水の活用。地中に浸透したり海へ流れてしまう雨水に、もうひと働きしてもらおうというわけです。エコロジーに役立ちながら、花や緑をいきいきさせるなんて素敵ですね。


●殺菌消毒までしない「中水」 散水用なら雨水で十分
 水には、3つの状態があります。上水、中水、下水です。上水は飲料になる殺菌消毒された水。この上水を使い終わった後の汚れた水が下水です。

 でも、トイレで汚物を流したりガーデニングや洗車、融雪に使うなどの雑用水は、目で見える汚れがないくらいにろ過されていれば十分。殺菌消毒までは必要ありません。これが「中水」です。工業用水の“家庭版”といったところでしょうか。

 かつて上水の利用が増えて水不足が心配された際に、一般家庭へ「中水道」の敷設が検討されました。でも、そのうちに上水の利用が頭打ちになり、公共事業抑制の動きもあって中水道計画は立ち消えになりました。


●トイレ用を禁止している自治体もあります。
 中水道計画は実現されませんでしたが、「雑用水にまで上水を使うのはもったいない」「雨水も中水と似たような水だよね。雑用水に使えそう」と考える人が増えたのは大きな収穫でした。

 そうなんです。雨水をタンクに貯めて雑用水として使うことは、基本的にはOK。「基本的には」というのは、問題もあるということです。

●使う量と範囲を考えて計画

 最大の問題点は、きちんと計画的に降ってくれるわけではないこと。雨不足が続くと足りなくなるかもしれません。大きめのタンクを設置すればクリアできますが、設置費用が大きくなります。

 また、トイレに使用しようとすると、トイレまでの配管やポンプなどの送水設備が必要になります。さらに大きな問題は、自治体によっては下水道への接続を禁止していることです。当然、トイレに使えません。そのあたりも確認しておく必要があります。雨水の利用は、「使う量と範囲」を考えたうえで計画を立てましょう。


水は限りある地球資源
日本は世界で有数の水の国

 トイレの洗浄水やガーデニングの散水に、日本では上水が使われています。でも、地球上にある全水量3億7000万立方メートルのうち97.2%は海水、2.2%は万年雪や氷河など閉じ込められた水。つまり、日常生活に使用可能な淡水は0.6%しかありません。その貴重な資源を“湯水のように”使っているわけです。
 また、水は海水などの水分が蒸発、上空で冷却されて雨となって淡水化されます。日本の降水量は世界平均の2倍近く。日本は極めて雨=水に恵まれた地域といえます。だから“湯水のように”が可能になったわけです。

ガーデニング専用が無難
 雨水を貯めるのは、さほど難しくありません。最も単純なのは、雨樋と雨水タンクを直結させる方式。ただし、屋根に付着した土や砂、雨樋に溜まった木の葉などもタンクに流れ込むため、水が汚れやすくなります。
 また、光が透過するタンクは、藻が発生します。蓋がないと、夏はボウフラの発生源になるかもしれません。
 でも、長期に貯めないようにすれば、水質悪化を心配する必要はありません。「ガーデニングに使う一部をまかなう」と割り切れば、設置費用も格安に抑えられます。


ガーデンヴァールシリーズ『雨水タンク』
置き場所を選ばず、強くて錆びない

 ガーデンヴァールシリーズ「雨水タンク」(約150リットル)は、軽い・強い・錆びないポリエチレン製で奥行き40センチ。しかも受水口が一般的な雨樋(口径4センチ)とジャストフィット。設置場所を選ばず、上蓋の取り外しが簡単で掃除が容易、蛇口付きなど、使いやすさを第一に考えた設計です。
 また、さりげなくタンクを隠すラチスパネルも用意しております(オプション)。


出窓の下や植え込みの陰など、置き場所を選びません。さりげなく隠すラチスパネルも用意しました
左は架台なし。コンクリートブロックの上に置くことで、ジョウロなどに水を汲みやすくします
当社カーポートやテラスの雨樋との連結が可能です