三協立山アルミ株式会社

三協立山アルミサイトマップ

エクステリア講座 ■カーポート1


Q.積雪地仕様のカーポートは、どこが違うんですか?

●パウダースノーとベタ雪

 この冬、日本列島は久々の大雪となりました。各地で道路が渋滞、高速道路が通行止めになり、雪の重みで高圧線鉄塔が傾いたところもあります。

 高圧線鉄塔を傾けた犯人は雪。降ってくる雪を手のひらに受けるとふわふわ綿のように軽いのに、積もって押し固められると、驚くほど重くなります。水分を含むと、さらに重量を増します。これが「北海道のパウダースノーは軽く、北陸のべた雪は重い」といわれる正体。積雪時の気温が氷点下より高いと、解けた雪が水分となって雪に含まれてしまうのです。

●問い合わせが相次ぎました

 身近なエクステリアで雪の重みが問題になるのはカーポート。最近、「積雪地仕様のカーポートを選ぶポイントを教えて」の問い合わせが相次いでいます。

 カーポートについては、本サイトのhow toガーデニング「カーポートを選ぶ」でも取り上げました。このときは「カーポートは外構プランの一環として考えるべき」と提案しています。実際にも、使いやすさやデザインが重視される傾向にある中で、どんどん降り積もる雪を目の当たりにして、改めて基本性能の「強さ」に関心を持たれたのでしょう。


スーパーポートGX
●積雪1mだと、重さは約10トン 

 降り積もった雪は、巨大な錘のようなもの。湿りを帯びた重い雪は1立方メートルで300キロにもなります。6メートル×5.5メートルの2台用カーポートなら、積雪1メートルで10トン近い荷重がかかるわけです。

 傾斜やアール状の屋根は、積もった雪が自重で滑り落ちるようデザインされた形状です。これで対応できれば積雪地仕様は不要ですが、必ず落ちてくれるとは限りません。気温や雪の降り方によっては雪の結晶同士が強力に結合、なかなか滑り落ちてくれないことがあります。

●処理が面倒なので載せたままにしておきます

 しかし、うまく落ちてくれたとしても、多雪地域では落ちた雪の始末が大仕事。近くに雪を捨てる場所がなかったり、捨てに行くのも重労働です。そのため、屋根に雪を載せたままにしておく載雪型が主流になっています。

 積雪地仕様のカーポートに、通常仕様より強度の高い部材(屋根、柱、梁)が使用される理由です。また、積雪荷重が一方にかかってしまう片柱タイプも積雪地には不向き。四隅と側面中間部の柱で荷重を分散するタイプが一般的です。

●耐積雪量1.5メートル仕様も

 スーパーポートGXシリーズは、耐積雪量が50〜150センチまでの積雪地域対応型カーポート。「強さと同時にやさしい印象を」と、屋根枠や柱に丸みを持たせています。2台用・6本柱は耐積雪量50〜100センチ、8本柱は同80〜100cm、1台用・6本柱が150センチ対応です。


スーパーポートGXシリーズ
/2台用・8本柱
 屋根は、強度と耐食性に優れたスチール折板(ガルバリウム鋼板)を使用。FRP折板やポリカーボネート折板と組み合わせ、屋根からの自然光を採り入れることもできます。


●季節の草花をハンギング


柱カバーとラチスパネルの取り付け例
 やさしい印象を持たせるなら、柱カバー(アルミ製)やラチスパネル(天然木製)もお勧めのオプション。適度に視覚を遮り、ハンギングバスケットを掛けて季節の草花を楽しむのもOKです。


●万一の安心が補助柱

 耐雪力を高める補助柱もユニークなオプションです。ふだんは天井に跳ね上げておき、積雪が耐雪量を超えたときだけ使用します。

 柱が必要になるのは、たぶん1年のうち数日とか極めて短い期間。それ以外の期間は、クルマを出し入れするのに邪魔な柱を気にする必要がない、ということです。ちなみに補助柱を取り付けることで、耐積雪量は50センチタイプが80センチに、80センチタイプは100センチタイプに強度がUPされます。万一の不安を解消してくれる柱です。