三協立山アルミ株式会社

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エクステリア講座 ■アーチ



画期的構造として生まれたアーチは
「場」のシンボルとしての機能も


 新しい「場」への入り口を示すのがアーチ。優勝祝賀パレードでくぐるアーチは、その向こうにお祝いが待っています。雨上がりの大空に描く虹のアーチは、希望の国への入り口を示すとか。

 住宅の場合は、ファサードに設けるアーチは敷地の境界を示すとともに、わが家のシンボルとして存在をアピールしてくれます。

庭に設けるガーデンアーチも同様。「ここからが大切な私の庭」を明確にしてくれるのです。なかでもバラのアーチは、だれもが一度はあこがれたことがあるかも。格段に庭の華やかさを高めてくれます。

●アーチのお話

暮らしを快適にしてくれるカタチ
 石造アーチの構造は、紀元前2000〜3000年のメソポタミア(現在のイラク、イラン)で石橋の構造として考案されたと言われています。アーチ構造ができるまでの原始的な橋は、桁に石板を渡しただけ。これでは中央部に力が集中し(図1)、長い橋を架けることができません。
 そこで考えられたのが、川の両岸に設けた桁から石板を迫り出させる方法。石板同士を中央で支え合わせてやれば、鉛直方向にかかる力を斜め方向へ分散させることができます(図2)。より長大な石橋が可能になるわけです。でも、難点もあります。水面から高くなり過ぎるし、そのままでは渡れないことです。そこで、水平に板を渡して使いました。
 その次に考えられたのがアーチ構造です。アーチに沿って力が分散されるため、高さを抑えながら、より大きな重量に耐えることができます。石をクサビ型に加工する技術が開発されたことで可能になった構造です。
 以来、さまざまなところでアーチ構造が使われています。ドームもトンネルもアーチ構造。今から330年前の1673年に建設された岩国市の金帯橋(現在架け替え中)は、日本で考案された五連アーチの木造橋です。初めて橋が架けられたときの驚きと喜びは、今の私たちに想像できないものだったと思われます。そして、実際にも大きな恩恵をもたらしてくれたのです。

 アーチが「特別の場への入口」として使われるようになった時期は分かりませんが、“恩恵をもたらしてくれるカタチ”をシンボル化したのかもしれません。わが家にも、アーチをいかが。
エトランゼV型
門扉とアーチ門プレートをセットした施工例。アーチの高さは2363〜2431ミリ
エトランゼU型
シンプルな美しさを追求したU型。門扉と袖ユニットセットして防犯性を高めた施工例。アーチの高さは2487〜2603ミリ

●ガーデンアーチ

マイガーデンに幸せのアーチ
 ガーデニングアーチはシンボルとしての機能のほかに、もう一つ大きな利点があります。空間を立体的に活用できることです。花や緑のボリュームが増えますから、庭が狭い場合などにも有効な方法です。つるを絡ませる、垂らす、這わせるなど自在に雰囲気を演出できるのも、つる性植物の魅力です。

 そして、ガーデニングのビギナーも含め、だれもが一度はあこがれたことがあるのがバラのアーチではないでしょうか。つるバラを這わせたアーチは、それだけで心を豊かにしてくれます。
 でも、マイガーデンを彩るのは、バラだけではありません。つる性植物なら、たいていの植物を這わせることができます。種類も豊富。和風、洋風、敷地の日照条件、あるいは一年草、多年草、常緑樹のグリーンを楽しむ、常緑樹で花も楽しむなど、庭の雰囲気や条件を考えて選ぶとよいでしょう。4月に入ると、いろいろ花苗が出回ってきます。

★落葉で花も咲く植物
 クレマチス、トケイソウ、スイカズラ、スイトピー、アケビなど
★常緑で花も楽しめる植物
 
テイカカズラ、カロライナジャスミンなど