コンテストの総評

トミタ・ジュン トミタ・ジュン

建築家・デザイナー/一級建築士
東京電機大学講師
(株)アティモント・デザイン研究所代表
1967年京都生まれ
ニューヨーク大学スタジオアート学科卒
東京電機大学建築学科卒

 エクステリアに対するライフスタイル要求は本年も更に高まっています。昨年よりも、もっと色々なテイストや趣味、活用イメージを理解しリコメンドできる専門性やそれを実現する施工力が期待されています。また、それをサポートする多くの商品も発表され、時代的には、エコ、そして災害対応も考慮する必要があると思います。

 本年のデザイン傾向としては、ゾーニング自体に干渉空間を設けたり、あえて分割せず連続させることにより外観全体のデザインにインパクト、あるいは個性を演出したプランが多く採用されています。また、エクステリアならではの植栽、壁、フェンス、スクリーン、シェルター、門扉などの素材を「複合的に重層的」に駆使してデザインしている例が目立っており、「より高級でオリジナリティの高いエクステリア」が伸びています。オープン外構でも生活者の活動を心地よく受けとめる機能、視線と視覚を意識したプライヴェート〜パブリックのゾーニング、素材と色の統一感や遊びを持たせるなど、エクステリアの考え方に変化が生まれています。

 是非、単に美しい、単に丈夫では納得しないクライアントの満足を得た事例集としてご参考にして頂きたいと思います。この施工コンテストでは現場でのハードルをクリアした多くの事例を見ることが出来ると思います。